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フォーカス 6か月前

獲得を後悔? 欧州、今季のワースト補強ランキング1〜10位。期待ハズレに終わった実力者たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

8位:オリオール・ロメウ(スペイン)

バルセロナMFオリオール・ロメウ

【写真:Getty Images】


生年月日:1991年9月24日
所属クラブ:バルセロナ(スペイン)
移籍金:340万ユーロ(約4.8億円)
今季リーグ戦成績:28試合0ゴール1アシスト

 昨季限りで退団したセルヒオ・ブスケツの穴を埋める存在として獲得されたのが、12年ぶりのバルセロナ復帰となるオリオール・ロメウだった。サウサンプトンに所属していた2020/21シーズンにはカンテラ時代の恩師でもあるジョゼップ・グアルディオラに「プレミアリーグ最高のMFの1人だ」と言わしめ、昨季のジローナでの存在感を踏まえると、彼の帰還に期待していたサポーターも多かったのではないだろうか。

 開幕からリーグ戦では7試合連続でスタメン起用され、フレンキー・デ・ヨングとのダブルボランチは機能していたが、彼が離脱してからは一気にパフォーマンスレベルがダウンした。中盤でのアジリティ不足も否めず、簡単に相手選手にドリブルで振り切られる場面が多発し、相手のマークを外してしまうこともしばしば。レアル・マドリードとの第11節では試合終了間際にジュード・ベリンガムをフリーにしてしまい失点を許した。

 徐々にボロが出始めると序列を下げ、年明け以降のリーグ戦では2試合しか先発の機会が訪れず。シャビ監督はこのスペイン人MFの代わりに本職CBのアンドレアス・クリステンセンをアンカー起用しており、信頼していないことは明らかだった。

 バルセロナは来季からハンジ・フリックが新監督に就任するが、ロメウが主力選手に定着する可能性は低く、1年でのジローナへの出戻りも噂されている。9月に33歳となるベテランMFは来季どのチームのユニフォームを着てプレーするのだろうか。

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