なでしこジャパン・WEリーグ 最新ニュース
なでしこジャパン(日本女子代表)は、現地時間6月3日にムルシア(スペイン)で開催された国際親善試合でニュージーランド女子代表と対戦し4-1で勝利した。パリオリンピックを控えた両チームが対戦したこの一戦を、日本サッカーに精通するイングランド人ライターのショーン・キャロル氏に随時話を聞いた。(語り手:ショーン・キャロル)
「ファイナルサードであまり機能できていません」
――5月31日に行われたニュージーランド戦は、テスト的な意味合いが強いメンバー構成でしたが、今日はベストメンバーですね。
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「期待しています!」
――システムは五輪予選でも使っていた3-4-2-1です。
「そうですね。清水(梨紗)と北川(ひかる)のサイドからの攻撃参加に注目しています」
――早速、左サイドのクロスからチャンスがありました。
「北川からチャンスが生まれましたね!」
――今日もベンチからの声が聞こえますね。「ひなた!」と宮澤を呼ぶ池田太監督の声が耳に入りました。
「コロナ禍のJリーグを思い出しますね!」
――確かに! 3年前はそうでしたね。
「懐かしいですね(笑)」
――なでしこはパスをなかなか前につなげることができませんね。
「ボールを保持していますが、ファイナルサードであまり機能できていません」
――ファイナルサードで清水や北川、3トップが仕掛けるシーンはまだ少ないです。
「一方、ニュージーランドは『ハイプレス』より『ミドルプレス』のアプローチですね」
――そうですね。
「ニュージーランドは日本がハーフウェイラインを越えたらプレシャーをかけていますが、ボールを奪うよりも前に、先ずは陣形を整えたいようです」
――長谷川唯と長野風花が前を向いてパスを出すのが難しくなっています。
「スペースが少なくなっているためですね」