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「バルサの若き天才を狙う」アーセナルが守備のジレンマを解決するために左SBを獲得か?「イングランドの頂点に登るため…」

text by 編集部 photo by Getty Images

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ミカイル・フェイ

【写真:Getty Images】



なぜアーセナルはバルセロナの弱冠19歳DFを狙うのか?

 アーセナルは、現在バルセロナBに所属する弱冠19歳のDFミカイル・フェイの獲得に強い関心を示しているようだ。英メディア『EPL INDEX』が、アーセナルがバルセロナの若手選手に目を向けた理由、そしてこの関心が将来を見据えたクラブ戦略にも関わっていると現地時間2日に伝えている。


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 バルセロナBでプレーしているフェイは、昨夏クロアチアのNKクストシヤ・ザグレブから加入した選手だ。左SBを主戦場としているものの、CBでもプレーできることから、シャビ前監督にも高く評価されていた。

 一方のアーセナルは、勝点わずか2差でプレミアリーグ優勝を逃しており、今夏チームのアップデートをするために複数のポジションで新選手獲得を目論んでいる状況だ。そんな来季も優勝争いが期待されるクラブが、「バルセロナの若き天才を狙う理由」について、同メディアは次のように分析している。

「今季のアーセナルの守備のジレンマを探っていこう。プレミアリーグの王者シティを倒すというアーセナルの挑戦はわずか2ポイント差で届かなかった。しかし、彼らの躍進はリーグで最も堅固な守備が裏付けている。もっとも左SBは今季を通してクラブを悩ませたポジションであり、キーラン・ティアニーがレアル・ソシエダへのローン移籍でロンドンを離れ、オレクサンドル・ジンチェンコとヤクブ・ヤクブ・キヴィオルはそれぞれバイエルン・ミュンヘンとACミランへの移籍が噂されている。そのため、アーセナルのバックラインは危うい状況にある」

 また、報道では、「フェイに興味を示しているのは、単に問題のあるポジションの解決策というだけではない」と指摘した上で、「移籍市場における、野心と実用主義の両方を反映した戦略的な動きだ。現在の評価額はわずか80万ユーロ(約1億1000万円)であり、将来フィールドもしくは移籍市場で大きな利益を生む可能性がある」と、単純に戦力としてだけではなく、成長すれば高額で売却できる可能性も魅力的な点としてあげていた。

 そして、「フェイのような選手を獲得できれば、不安定な状態だったアーセナルの守備ラインを大幅に強化できるだろう」と前置きし、「結論として、アーセナルのアプローチは、短期的なニーズと長期的なビジョンを組み合わせたより広範な戦略を反映している。チームの弱点を補強するだけでなく、再建を目指し、イングランドの頂点に登るために再び努力をしようというアーセナルの意志を示すものだ」と、さまざまな理由から獲得に動く可能性があることを指摘していた。

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【了】

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