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Jリーグ 3週間前

移籍を考えるべき!? Jリーグ、未だ出場0の逸材6人。才能はあるが…。チャンスを得られない有望株たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW/MF:升掛友護(ますかけ・ゆうご)

升掛友護
【写真:Getty Images】


生年月日:2003年8月24日(20歳)
所属クラブ:柏レイソル
今季リーグ戦成績:出場なし

 柏レイソルの下部組織で育った期待のアタッカーが、今季いまだ出場なしの状況にある。

 現在20歳の升掛友護は今季でプロ3年目。2022年に柏のトップチーム昇格を果たし、ルーキーイヤーながら公式戦17試合に出場した。注目すべきはYBCルヴァンカップでのパフォーマンスだ。6試合で4ゴールをマークする素晴らしい活躍を残している。

 しかし、翌2023シーズンは開幕からベンチ外の試合が続き、6月までピッチに立てず。7-1の快勝となった天皇杯・山梨学院大学戦でゴールを挙げたが、それ以降の試合でもベンチ入りすることはできなかった。このような状況を受けて同選手は夏にレンタル移籍を決意している。

 J3で優勝争いをしていた愛媛FCへプレー拠点を移した升掛だったが、結果的にこのレンタル移籍は成功したとは言えないだろう。前シーズンのようにゴール前でプレーする機会が少なくなり、彼の得意なプレーと与えられた役割には若干の乖離があった印象だ。

 加入して間もない7月はリーグ戦4試合連続出場を達成。うち2試合は、先発した選手の負傷によるスクランブル出場だったが、4試合の合計出場時間は170分とまずまずの出場機会を掴むことに成功した。だが、それ以降はベンチ外が続き、最終的にリーグ戦の出場はわずか5試合のみ。7月から1試合しか出場数を伸ばせなかった。

 柏に復帰した今季も、ここまで1度もピッチに立てていないのが現状だ。ルヴァンカップではアビスパ福岡戦でベンチ入りを果たしたものの、リーグ戦ではベンチメンバーにすら入っていない。まだ20歳と若いため我慢が必要であることは承知の上で、このままプレータイムが確保できない状況が続くのであればチームを変えてみても良いのかもしれない。

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