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フォーカス 4か月前

期待に応えられず…。今季ガッカリだった欧州日本人10人。環境、ライバル、ケガ…。様々な要因で苦しんだサムライたち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:奥川雅也

アルミニア・ビーレフェルトに所属する奥川雅也
【写真:Getty Images】


生年月日:1996年4月14日(28歳)
所属クラブ:アウクスブルク、ハンブルガーSV
2023/24リーグ戦成績:2試合0得点0アシスト(アウクスブルク)、8試合0得点0アシスト(ハンブルガーSV)

 2021年からドイツのビーレフェルトでプレーしている奥川雅也は、2021/22シーズンに1部で8得点を記録すると、2部に降格した2022/23シーズンは30試合に出場し、5得点10アシストを記録した。昨年夏は、クラブの3部降格に伴って契約が解消となり、フリーでアウクスブルクに加入している。

 しかし、鎖骨骨折でシーズン序盤を欠場した奥川は、新チームでのポジション争いに出遅れ、リーグ戦では途中出場2試合にとどまった。冬に2部のハンブルガーSVからレンタルの打診があって環境を変えたが、加入直後にひざを負傷してしまう。さらに、2月12日にティム・ウォルター監督が解任された。2018/19シーズンのホルシュタイン・キール時代の恩師であるウォルター監督が去ったことは奥川にとって不利に働き、最後までゴールに絡むことはできなかった。

 2021/22シーズンはブンデスリーガで8得点を記録した奥川は、1部でも結果を残せる力があるはずだが、今季は不運も重なってしまったようだ。

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