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Jリーグ 4週間前

浦和レッズは何が変わったのか? 中島翔哉を称えるソルバッケン「流れを読みながら…」両ウイングが持つ機能性とは【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 photo by Getty Images

妥当な勝ち点1「チャンスは作れている」から逆襲の6月へ



 潮の流れに乗った浦和は、その後も神戸を自陣に釘付けにする。ソルバッケン交代後、右ウイングに入った渡邊が終了間際にシュートを放つも、フィニッシュの精度を欠き逆転までとはいかず、試合終了を告げる笛が鳴り1-1で引き分け、公式戦4試合ぶりの勝利を逃した。

 前半のシュート数は浦和が2本で、神戸が10本。後半のシュート数を比べれば浦和の13本に対し神戸は2本。ただ、敵が弱みを見せた時に仕留め切れないことは課題であり、前半のできを考えれば勝ち点1は妥当な結果かもしれない。

 渡邊は「チャンスは作れているし、決めるところを決めていれば3、4点は入った感覚はある」と話す。

 ここからセレッソ大阪、鹿島アントラーズ、名古屋グランパスと上位陣との対戦が続く。さらに質と精度を高めなければ結果を手放すことになるのは間違いない。この日の反省を生かし、勝ち点3を積み重ねていくことができるか。逆襲の水無月になることを期待したい。

(取材・文:石田達也)

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