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Jリーグ 6か月前

浦和レッズは何が変わったのか? 中島翔哉を称えるソルバッケン「流れを読みながら…」両ウイングが持つ機能性とは【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 photo by Getty Images

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 明治安田J1リーグ第17節、浦和レッズ対ヴィッセル神戸が26日に埼玉スタジアム2002で行われ、勝ち点1を分け合う結果となった。後半だけで13本のシュートを記録した浦和にとって、オラ・ソルバッケンと中島翔哉が入る両翼は強力な武器になるだろう。(取材・文:石田達也)


浦和レッズが手を焼いたヴィッセル神戸のディフェンス

浦和レッズMF中島翔哉

【写真:Getty Images】

 公式戦で3試合勝ち星から遠ざかる浦和レッズにとって、悪い流れを断ち切るためにも6月初戦の今節は是が非でも勝ち点3を手にし、弾みをつけたい一戦でもあった。

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 選手入場前のゴール裏には「ここが踏ん張り時 ブレずに突き進もうぜ」という横断幕を掲げ、手拍子や応援歌でサポーターは選手を後押し最高の雰囲気を作り出す。

 だが試合開始のホイッスルと同時に、アウェイのヴィッセル神戸がハイプレスで浦和陣内に攻め込み、鋭い攻撃をみせる。開始1分にはFW大迫勇也にシュートを打たれ、コーナーキックを与えるなど立ち上がりから悪い流れが続いた。

 浦和は強度の高いマンツーマン気味のディフェンスに手を焼き、後手に回ると、15分に与えたくなかった先制点を献上する。右サイドからDF酒井高徳が入れたクロスをFW武藤嘉紀が競る。こぼれ球を大迫、そしてMF佐々木大樹がファーサイドに流し、フリーだったMF井出遥也が右足でゴールマウスに蹴り込む。ゾーンディフェンスの隙間を狙われた格好となったが、クロスで揺さぶられボールウォチャーになってしまったことも原因の一つだ。

 その後もピンチは続く。36分、大迫のダイビングヘッドはGK西川周作がファインセーブで止め、浦和は1点のビハインドを背負いハーフタイムを迎えた。前半を総じて言えば、浦和はボールホルダーが捕まりカウンターを浴びて、前進の出口が見えず苦しい展開での前半だった。

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