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誰が出る? ドルトムント、CL決勝予想スタメン全選手紹介&フォーメーション。クラブ史上初の栄冠へ【欧州CL決勝】

シリーズ:予想スタメン&フォーメーション text by 編集部 photo by Getty Images

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ドルトムントDFユリアン・リエルソン
【写真:Getty Images】


右SB:ユリアン・リエルソン(背番号26)
生年月日:1997年11月17日
23/24欧州CL成績:9試合0得点0アシスト

 ユリアン・リエルソンは今シーズン評価を高めた選手の一人だ。昨年1月にドルトムントに加入したノルウェー代表DFはすぐにスタメンへと定着。今季は怪我で離脱した時期もあったが、緊急時は左SBでもプレーできる万能性も相まってエディン・テルジッチ監督の信頼を掴んでいる。

 この右SBは守備が持ち味の選手で、対峙した相手選手との距離の詰め方が上手い。90分間運動量が落ちない持久力も魅力で、試合終了のホイッスルが鳴るまで粘り強く相手選手とマッチアップし続けている。また逆サイドからのクロスに対しての対応も抜群で、ボールウォッチャーになることなく内側に絞ってクリアする。こうした集中力の高い守備こそ彼の真骨頂と言えるだろう。

 中盤でのプレー経験も豊富なことからプレス耐性も高く、パリ・サンジェルマンとの準決勝では彼のところから前からの守備を回避していた。今季も序盤こそ強引さが目立ったが、ヌリ・シャヒンがアシスタントコーチに就任した後半戦からは柔軟性を持ったプレーが増えて保持でのプレーの幅が増えた。

 レアル・マドリードとの決勝ではヴィニシウス・ジュニオールとマッチアップする機会が多くなることが予想されるため、この男がキーマンとなる可能性もあるだろう。

ドルトムントDFイアン・マートセン
【写真:Getty Images】

左SB:イアン・マートセン(背番号22)
生年月日:2002年3月10日
23/24欧州CL成績:6試合1得点0アシスト

 イアン・マートセンは今季開幕前から不安視されていた左SBのポジションを途中加入ながら見事に埋めてみせた。

 このオランダ代表DFは昨季ローン移籍していたバーンリーで偽SBとしてプレーしており、そのプレースタイルが今季途中からアシスタントコーチを務めるヌリ・シャヒンが持ち込んだ戦術にフィット。内側のレーンでビルドアップをサポートしつつ、ファイナルサードではハーフスペースを駆け上がり多くのチャンスを演出した。

 アトレティコ・マドリードとのUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝では、マートセンの偽SB起用がピタリとハマり、大逆転勝利のキッカケとなるゴールを記録。WGの選手としても遜色ない高い技術と攻撃力で、今季後半戦の好調に一役買った。現在はチェルシーからのローン移籍での加入だが、今大会終了後にも完全移籍での交渉が本格的にスタートするだろう。

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