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誰が出る? レアル・マドリード、CL決勝予想スタメン全選手紹介&フォーメーション。15度目の頂点へ【欧州CL決勝】

シリーズ:予想スタメン&フォーメーション text by 編集部 photo by Getty Images

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レアル・マドリードのダニエル・カルバハル
【写真:Getty Images】


右SB:ダニエル・カルバハル(背番号2)
生年月日:1992年1月11日
23/24欧州CL成績:9試合0得点1アシスト

 一時は限界論も囁かれたが、未だにレアル・マドリードの右サイドバックにおいて絶対的な地位を築き上げている事実が、この男の凄さを証明している。今季は例年に比べて怪我による離脱が少なく、リーグ戦では過去5シーズンで2番目に多い28試合に出場。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも9試合に出場しており、クラブに多くの勝利をもたらしてきた。

 CLの決勝に臨むのはこれでなんと6回目で、過去5試合ではすべてピッチに立っている。選手本人も「まさか自分が6度もCLの決勝に出場するとは思っていなかったよ」と自身のキャリアに驚きを隠せないようだ。ちなみに初めてCL決勝に臨んだ2013/14シーズン、アトレティコ・マドリード戦の当時については「前の日は眠れず、昼寝すらしなかった。延長戦(120分フル出場)までどうやって持ちこたえたのかわからない」と振り返っている。

 簡単には自由を与えない堅実な守備対応はもちろんのこと、タイミングの良い攻め上がりやスペイン人らしい技術力の高さにも定評があり、攻守両面で効果的な働きを披露する世界最高峰のライトバックには、当然ながらドルトムント戦でのフル稼働が求められるはず。6度目の決勝で、最後には再び笑っているだろうか。

レアル・マドリードのDFフェルラン・メンディ
【写真:Getty Images】

左SB:フェルラン・メンディ(背番号23)
生年月日:1995年6月8日
23/24欧州CL成績:10試合0得点0アシスト

 2019年にリヨンから加入して以降、怪我が多いことも影響し、これまで何度か放出候補に名を挙げられていた。それでも今季は例年に比べ負傷離脱の期間が短く、とくにここ最近のパフォーマンスは周囲を納得させるだけのものがあった。ここにきてクラブとの契約延長の可能性も浮上しており、実現するかどうかはさておき、カルロ・アンチェロッティ監督から高い評価を得ていることは間違いなさそうだ。

 身体能力の高さに関してはレアル・マドリード内で1、2位を争うと言っても過言ではない。右サイドバックのダニエル・カルバハルほど攻撃面で柔軟な働きを見せることができるタイプではないが、1対1の強さはピカイチであり、強靭なフィジカルと非凡なスピードを武器に相手の突破を確実にストップさせる。ヴィニシウス・ジュニオールのいる左サイドから攻める機会が多いマドリーにとって、フランス人左SBの非凡な守備能力は必要不可欠なスキルの1つと言っていいだろう。

 ウェンブリー・スタジアムでマッチアップするのは、イングランド代表FWジェイドン・サンチョが濃厚。彼はマンチェスター・ユナイテッドからドルトムントに復帰して以降好調で、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝のパリ・サンジェルマン(PSG)などで大いに躍動した。いわば攻撃のキーマンとも言えるテクニシャンにどれだけ仕事をさせないか。背番号23に与えられるミッションはかなり重要になりそうだ。

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