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日本でトップレベルの選手が集うJ1リーグのクラブでは、さまざまな理由からピッチに立つことができない選手も多々いる。そんな選手が出場機会を求めてJ2のクラブへ行った途端に活躍するケースは少なくない。今回は、J1からJ2への移籍で改めて価値を証明している選手を紹介する。※データはJリーグ公式、スタッツはjleague.coを参照(5/25時点)。
DF:田中隼人(V・ファーレン長崎)
【写真:Getty Images】
生年月日:2003年11月11日
前所属クラブ:柏レイソル
2024リーグ戦成績:17試合0得点1アシスト
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田中隼人は、柏レイソルのアカデミーで育ち、2021年にトップチームに昇格したセンターバックだが、J1リーグでの出場は7試合にとどまっており、2024シーズンは出場機会を求めてV・ファーレン長崎に加入した。
188cmの長身センターバックである田中は、カバーリング能力の高さも魅力で、今季の長崎でリーグ戦16試合に出場し、上位につけるチームの守備に安定感をもたらしている。
また、現代のセンターバックらしく、足元の技術が高く、相手の寄せに慌てることなく、最終ラインで正確にパスをつなぐことができる。精度の高い左足のキックで左右に展開するだけでなく、グラウンダーのパスを引いてきたFWに当てることもでき、攻撃の起点としても存在感を発揮しているところだ。
田中は、今季から新設された月間ヤングプレーヤー賞の記念すべき1回目となる2・3月度に受賞して最高のスタートを切った。U-20日本代表に呼ばれる有望株でもあり、今後の成長に期待が集まっている。
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