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海外サッカー 1か月前

「ここなら成長できる」町野修斗のドイツ1年目、「修行のような時間」を抜け出したターニングポイントとは【現地発コラム】

シリーズ:コラム text by 林遼平 photo by Getty Images

「次のW杯は中心で出たい」「日本とは違う」



「すごくいいチームなんです。よく『Mannschaf(マンシャフト:チーム、集団という意味)』と言っているんですけど、チーム一丸という感じがすごくあります。そこは全然、日本とは違うなと。家族含めてみんなで食事をしたり、常にチームで行動している感じがします。日本人よりチーム、チームという感じで、一人ひとり大切に接しているところがすごいですね。個人としても周りにいい選手が多いと思っていますし、その中でやれていることを考えれば、ここなら成長できるんじゃないかと思っています」

 最終的に31試合に出場して5得点6アシストを記録した。初年度としてはまずまずの結果に見える。

 ただ、ストライカーであることを考えれば、得点という面ではもっと増やしていく必要があるだろう。チームに馴染み、チームのスタイルにも順応してきた。あとはどれだけ数字を伸ばしていくことができるかがポイントになる。来季はブンデスリーガ初挑戦となる可能性が高い。新たな舞台でどんな結果を残すかは、本人としても楽しみにしている部分だろう。

「次のW杯は中心で出たい」。その目標に近づくには、やはり結果が必要だ。来季、さらなる成長を遂げた町野修斗が見られることを楽しみにしたい。

(取材・文:林遼平【ドイツ】)

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【了】

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