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1年目から大成功! 欧州、今季のベスト補強ランキング1〜10位。強烈なインパクトを残した男たち

シリーズ:ベスト補強ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

8位:マルクス・テュラム(フランス代表)

マルクス・テュラム
【写真:Getty Images】


所属クラブ:インテル(イタリア)
移籍金:フリー移籍
今季リーグ戦成績:35試合13ゴール13アシスト

 移籍初年度からタイトル獲得の原動力となったマルクス・テュラムは、今季のベスト補強の一つに数えられるべきだろう。

 ボルシア・メンヒェングラートバッハ(ドイツ)でプレーしていたテュラムは、昨夏の移籍市場でインテルへ移籍。今季はラウタロ・マルティネスと2トップを組み、公式戦46試合に出場して15ゴール14アシストを記録している。

 特筆すべきは、そのラウタロとの補完性の高さだ。26歳のフランス代表FWは、『CBS Sports Glazo』のインタビューで「ラウタロは世界最高のストライカーの一人だ。彼は賢い選手だから、その隣でプレーするのは簡単だよ」と話している。

 同インタビュー内で、テュラムがエースとの共闘を「僕たちはお互いを補い合うコンビ」と表現している点も印象的だ。同選手は、ゴールやアシストといった数字に残るものだけでなく、フリーランニングやポストプレーといった献身的な動きでラウタロのプレーを助け、よき相棒となった。

 大一番となった第33節の「ミラノ・ダービー」では、ミドルシュートを叩き込んで勝利に貢献。これによりインテルの3シーズンぶり20回目のスクデットが決まり、来季のユニフォームには、燦然と輝く「セコンダ・ステッラ(2つ目の星)」が付けられることになった。

 これらの活躍が評価されて、同選手の市場価値は急激に上昇中だ。ドイツ時代の市場価値は浮き沈みが激しかったが、インテル移籍後は右肩上がり。移籍前の3200万ユーロ(約44.8億円)から、現在の市場価値はその約2倍となる6000万ユーロ(約84億円)まで伸びている。

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