MF:長野風花(ながの・ふうか)
【写真:Getty Images】
生年月日:1999年3月9日(25歳)
所属クラブ:リバプール(イングランド)
今季リーグ成績:21試合0得点0アシスト
なでしこジャパンで澤穂希や阪口夢穂、岩渕真奈など偉大な選手たちが背負ってきた背番号10を受け継いだのが長野風花だ。現在、イングランドトップリーグのウイメンズ・スーパーリーグ(WSL)のリバプールに所属している。
まだ25歳と若いが、国際舞台でのプレー経験も豊富な選手である。2014年3月に行われたU-17女子ワールドカップにU-17日本女子代表の最年少選手として出場した長野は、5試合にフル出場で1得点を記録し、チームの世界制覇に貢献している。それだけではなく、2018年8月に行われたU-20女子W杯では背番号10を背負い、6試合全てにフル出場。1得点を記録して日本の初優勝に大きく貢献した。
世代別の代表で国際舞台を経験している長野は、これまでに3つの国を渡り歩いた。浦和レッズレディース(現三菱重工浦和レッズレディース)の下部組織出身である同選手は、2018年に韓国の仁川現代製鉄レッドエンジェルズでプレー。2019年にはちふれASエルフェン埼玉に移籍し、なでしこリーグ2部でプレーすることとなった。
さらに、WEリーグ初年度開幕前の2021年1月にマイナビ仙台レディースに移籍。翌年7月にアメリカ・ナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL)のノースカロライナ・カレッジに加入する。アメリカでの活躍が認められると、2023年1月にWSLのリバプールへ移籍し、1年目から活躍している。
長野はゲームメイクでチームの要となる選手。パスでゲームを作り、決定的なチャンスも生み出すことができる。今季のリバプールにおいて、得点こそなかったものの攻守に奮闘。今季は21試合に出場し、アーセナルやマンチェスター・ユナイテッドなど強豪相手の勝利に貢献するなど、4位躍進の立役者となった。