なでしこジャパン・WEリーグ 最新ニュース
なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)はパリ五輪前最後の選考の場となるスペイン遠征を行う。今回の遠征では、5月31日と6月3日にニュージーランド女子代表と試合を行う予定だ。今回は、スペイン遠征に臨むメンバーの中から、各クラブで絶好調な選手6名を紹介する。※海外クラブ所属の選手の成績は「Soccer Donna」、WEリーグクラブ所属の選手の成績は「WEリーグ公式サイト」を参照。
MF:谷川萌々子(たにかわ・ももこ)
【写真:Getty Images】
生年月日:2005年5月7日(19歳)
所属クラブ:ローゼンゴード(スウェーデン)
今季リーグ成績:7試合8得点0アシスト
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今日本の女子サッカー界において最も勢いのある10代の選手といえば谷川萌々子だ。JFAアカデミー福島出身の谷川は2024年1月にドイツの名門・バイエルン・ミュンヘンに加入。同時にスウェーデンのローゼンゴードに期限付き移籍することとなった。
高卒ルーキーながら武者修行先のローゼンゴードで背番号10をつけ、いきなりチームの主力となる。3月10日に行われた女子スウェーデンカップのリンシェーピング戦でデビューを果たすと、いきなり初ゴールを記録。そこからカップ戦3試合連続のゴールとなった。さらに、4月14日に行われたリーグ開幕戦でもスタメンに抜擢され、リーグ戦初得点。7試合ですでに8得点を挙げており、7試合連続ゴール中と絶好調だ。
年代別の日本女子代表にも選出されていた谷川は2022年のU-17女子ワールドカップにも出場し、4得点で得点王に輝いた。2023年6月に行われた第19回アジア競技大会では、日本女子代表(A代表ではないため、なでしこジャパンとは別)として5ゴールを挙げて大会2連覇に貢献している。昨年12月のブラジル女子代表戦でなでしこジャパンデビューを果たした。
谷川のポジションは主にボランチで、ミドルシュートが武器である。U-17女子W杯ではセンターサークルを少し過ぎた辺りからのロングシュートを決めている。ミドルやロングシュートを得意とする選手は女子では少ないため、チームでは重宝される。攻撃センスはもちろんのこと、守備力もあり、的確な予測から相手の攻撃の芽を摘み取り、すぐさま攻撃に繋げることができる。進化し続ける19歳の逸材は、いずれなでしこジャパンを背負う存在になっていくことだろう。