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鹿島アントラーズ史上最高! “化け物”となった下部組織出身選手(2)衝撃の17歳デビュー! 大一番に強すぎるMF

シリーズ:“化け物”となった下部組織出身選手 text by 編集部 photo by Getty Images

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J1リーグ8回、天皇杯5回、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)1回などの優勝を誇る鹿島アントラーズ。そんな「常勝軍団」が歴史を築き上げていく中で、下部組織出身選手たちの輝きは欠かせなかった。今回は厳選した鹿島アカデミーの「最高傑作」たちを紹介する。(ホームグロウン選手が選出対象。在籍期間、通算成績は5月23日時点のデータサイト『transfermarkt』を参考)


MF:野沢拓也(のざわ・たくや)


【写真:Getty Images】

生年月日:1981年8月12日
在籍期間:2000年2月〜2012年2月、2013年1月〜2014年8月
通算成績:410試合86得点51アシスト

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「ミスター・クライマックス」という異名をもつ野沢拓也は、長く鹿島アントラーズで活躍したMFだ。

 ジュニアユースから鹿島に在籍していた野沢は、1999年に2種登録選手としてJリーグデビューを果たす。17歳7ヶ月30日での大抜擢は今なお破られていないクラブ史上最年少記録だ。その後、ブラジルへの短期留学を経て、2000年にトップチームへ正式昇格している。

 プロ入りからしばらくは小笠原満男や本山雅志といった強烈な存在もあってなかなか出番を掴めなかった。しかし、大きな転換点となったのが2005シーズンだ。右ウィングとして起用されるようになるとプレータイムが大幅に増加し、一気にレギュラーの座を掴み取った。翌2006シーズンには日本代表にも招集されている。

 その後、野沢は2007シーズンより小笠原が付けていた背番号8を継承。それまでどのクラブも成し遂げられなかったJリーグ3連覇に貢献するなど、重みのある番号に恥じない素晴らしいパフォーマンスを発揮した。「ミスター・クライマックス」という異名が付けられたのは、同選手がタイトル争いの激しさが増すシーズン終盤戦、すなわちクライマックスに滅法強いことからである。

 最終的に、鹿島では公式戦410試合に出場した。2020年に現役引退を発表したレジェンドは、2022年6月にクラブの発展に貢献した人物に贈られる「アントラーズ功労賞」を受賞している。

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【了】

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