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ガッカリ…。欧州、今季期待ハズレだったチーム(5)王者→優勝争いにも絡めず…。監督交代が大失敗

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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今シーズンはレヴァークーゼンやインテル、レアル・マドリードなど各国リーグで独走優勝が目立っている。裏を返せば、他のチームが期待外れだったことからこのようなケースが多発しているとも言える。今回は、様々な要因で期待外れに終わってしまったチームを紹介する(成績は5月15日時点)。


ナポリ(イタリア)

ナポリ
【写真:Getty Images】

順位:9位
今季成績:13勝12分11敗(勝ち点51)


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 昨シーズンに33年ぶりのスクデット獲得となったナポリだが、今季は上位争いとは無縁のシーズンを過ごしている。現在の順位は9位と来季の欧州カップ戦出場権獲得が難しい状況に立たされた。

 低調なシーズンとなってしまった最大の要因は監督交代の失敗だろう。昨シーズンの優勝を置き土産にルチアーノ・スパレッティが退任すると、その後任にリュディ・ガルシアが就任。しかし、新指揮官はチームの絶対的エースであるヴィクター・オシムヘンと良い関係を築くことができず、12試合で6勝3分3敗の4位とまずまずの成績だったのにも関わらず解任となった。

 これで完全に今シーズンのプランが崩れた。後任にワルテル・マッツァーリを招聘して再起を図ったが、冬の移籍市場を経ても復調の兆しは見えず、8位に沈んだことで2月に解任。その後任にスロバキア代表監督でもあるフランチェスコ・カルツォーナを今季終了までの契約で新監督に招聘したが、直近5試合で3分2敗と絶不調に陥り、さらに順位を下げた。

 度重なる監督交代によって戦い方も大きく変わり、獲得した選手たちがチームの戦力となり切れていない状況も多発。カルツォーナ監督の契約も現状では今シーズン終了までであり、チームとしての上積みがあまり見られないのは厳しいところだ。今夏に有望な新監督を招聘して、再び優勝争いを演じることができる強いチームに再建できるだろうか。

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【了】

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