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【写真：Getty Images】

コンパニ氏をバイエルンが新監督として迎えた

　ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンは、バーンリーを指揮していたヴァンサン・コンパニ監督が新指揮官に就任したことを発表した。英大手メディア『BBC』も意外な人選に「今夏最も衝撃的なニュース」と、困惑を隠せないようだ。現地時間29日に、意外な人選の理由と同監督によるドイツ名門クラブが復権する可能性について報じている。

　　バイエルンは、今季無冠に終わっており、来季の復権に向けて新指揮官を長く探していた。しかし、主なターゲットであるシャビ・アロンソ監督はバイエル・レバークーゼンに留まることを決断。ドイツ代表監督のユリアン・ナーゲルスマン、ハンジ・フリック、ラルフ・ラングニック、ジネディーヌ・ジダンなど、候補と報じられていたターゲットにはことごとく監督就任の要請を断られてしまっていた。

　一方のコンパニ新監督は、プレミアリーグのバーンリーでチームの指揮をとっていた。しかし、今季の同クラブはリーグ戦わずか5勝という結果に終わり、プレミア降格が決まっている。

　同メディアは、「これは本当に予想外のオファーだ」と述べた上で、「コンパニはしばらくの間、欧州のさまざまなクラブから熱望されていた。しかし、大きな疑問はなぜバイエルンの監督職がこれほど魅力のないものになってしまったのかということだ。彼はおそらく8番目か9番目の候補だろう」と、ドイツの名門の意外な人選に驚いていた。

　バイエルンは2012年以来、ブンデスリーガのタイトル獲得を11年ぶりに逃した。1シーズンだけでも無冠に終わるのは同クラブにとって惨事だが、来季も無冠に終わることとなれば考えられないほどの大惨事となる。

　記事では、「バイエルンのスポーツディレクター、マックス・エーベルは、コンパニがクラブの運命を改善してくれると賭けた」と言及し、「今こそ、コンパニ監督が彼ら、そしてヨーロッパの他の国々に、賭けに出た価値があったことを示す時だ」と、若手監督の手腕によってドイツの名門クラブが復権することを期待していた。