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【写真：Getty Images】

クロップ監督が古巣とライバルクラブを比較

　リバプールでの9年間に渡る長い監督生活に幕を引き、今季限りで退任したユルゲン・クロップ元監督。英メディア『90MIN』は、クロップ元監督がマンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシーなどのライバルクラブを皮肉まじりに批判したコメントについて、現地時間29日に報じていた。

　クロップ元監督は、「シティについては話さないように言われた」と発言。これは、115件の財務違反を犯したとの告発を受けて、クラブとしての運営体制が疑問視されているシティを暗に揶揄しているものだと思われる。

　仮にシティの有罪が認められた場合、18-19と21-22シーズンに2位だったリバプールはさらに2つのリーグタイトルを獲得する可能性がある。この点について指摘されたクロップ元監督は、「バスパレードを企画するなら、私も賛成だ。どれだけ時間がかかっても構わないよ」とコメントを残していた。

　また、ジェイドン・サンチョとエリック・テン・ハフ監督の間に問題が起きたユナイテッドについて、「もし世界中が選手への信頼と信念を失ってしまったら、監督が選手の背後で支えなければならない」と前置きした上で、「ところで、他のクラブがやったように彼は役に立たないと決めつけることはできない。選手を高額の移籍金で買って、その後レンタル移籍させるなんて！」と、ユナイテッドのマネジメントの拙さを皮肉っていた。

　そして、マウリシオ・ポチェッティーノ監督との電撃的な契約解除を決めたチェルシーのオーナーであるトッド・ベーリー氏については、「驚いただろう。（チェルシーの）オーナーはお金を稼ぎたいだけなのだ」と述べた上で、「ロンドンのクラブを買収した連中ではなく、（リバプールのオーナー）彼らがチームにいることを本当に喜ぶべきだ。（チェルシーのベーリー氏がオーナーだったら）自分はリバプールで1年も生き延びられなかっただろう」と、ライバルクラブの運営体制を痛烈に批判して、リバプールのオーナーや経営陣に称賛の言葉を送っていた。