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【写真：Getty Images】

優勝したシティを皮肉るアーセナルのSD

　アーセナルは首位のマンチェスター・シティと勝点2差で、今季のプレミアリーグ優勝をあと少しのところで逃してしまった。もっとも、同クラブのスポーツディレクター（SD）を務めるエドゥ氏は、クラブが「正しい方法」で優勝に近づいたことに満足しているようだ。英メディア『90MIN』が、エドゥ氏の発言について現地時間29日に報じている。

　昨季に続き、今季もあと一歩のところでプレミアリーグ優勝を逃してしまう形となったアーセナル。同メディアは、エドゥ氏の母国であるポルトガルのメディア『ESTADAO』でのインタビューを引用する形で、昨季から続くクラブの躍進を讃えて、シティを暗に揶揄する発言について次のように紹介している。

「残念ながら、自分の気持ちを言葉で表現できないことがある。非常に奇妙な気持ちだ。とても奇妙だよ！なぜなら、我々はすべてを正しくやり遂げたという気持ちでシーズンを終えるからだ」

　エドゥ氏のこの発言は、115件の財務違反を犯したとの告発を受けて、クラブとしての運営体制が疑問視されているシティを暗に揶揄しているものだと同メディアは指摘。今後予定されている調査と審問によってシティの有罪が認められた場合、シティはタイトルを剥奪され、強制的に降格させられる可能性もある状況だ。

　エドゥ氏は、「我々は選手との契約から契約更新まで（正しくやり遂げた）」と言葉を続けて、「ミケル・アルテタ監督は素晴らしい仕事をし目標を達成した。できる限りのことをしたが、十分ではなかった。フラストレーションはあるものの、プロセスがうまくいったという前向きな気持ちもある。仕事は素晴らしかった」と、正しい方法で近年の成功を成し遂げたことを強調していた。