低迷するチームが繰り返す試行錯誤
ちなみに後半戦、板倉は5枚のイエローカードをもらい、シーズンを通しても9枚のイエローカードをもらうことになった。前年度が出場24試合で1枚だったことを考えると、その数がいかに増えているかがわかるだろう。特に後半戦は普段よりボールホルダーに対して球際の勝負を仕掛けることが多くなり、その結果、イエローカードが増えることに。警告の数が増えるのはいいことではないが、このトライをし続けたことが来季にどう影響していくかは一つの見どころと言っていいはずだ。
話を戻すが、後半戦は何よりチームが苦しい時期を過ごした。怪我人が多く出たこともあるが、システムや戦い方などいろいろ試行錯誤するも上手くハマらず。第21節以降はたったの2勝しかできず、最後まで残留争いを強いられることになった。その中で板倉はベンチを温めたり、ボランチで起用されたりと、難しい立ち回りを求められることに。最後はCBに戻って安定感を取り戻したが、なかなかチームの出来が上向かなかったこともあり、十分な活躍を見せるところまでは至らなかった。
まさに紆余曲折があったシーズンと言えるだろう。そんなシーズンを振り返り、板倉は正直な思いを明かす。