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バルセロナ、フリック監督の契約内容が明らかに？

　バルセロナが、新監督として就任を要請しているハンジ・フリックと交わすであろう契約内容が明らかになった。スペインメディア『as』が、現地時間28日に報じている。バイエルン・ミュンヘンを3冠に導いた経歴を持つフリックは、昨年9月にドイツ代表監督を解任されてから、フリーの立場となっていた。

　バルセロナは、先月末にシャビ・エルナンデス監督の退任を撤回し、来季へ向けての続投を発表したにも関わらず、今季限りで44歳のクラブのレジェンドを解任した。そこで、シャビ監督の最初の退任発表後も後任候補に挙がっていたフリックを再度リストアップ。報道によれば、「すでにフリックは、バルセロナに到着している」という。

　同メディアは、「次の2シーズンに向けて、ドイツ人のハンジ・フリックの新監督就任を公式に発表する予定だ。バイエルン・ミュンヘンの元監督は、新しい契約に署名し、税込みで約300万ユーロ（約5億円）と比較的安い給与を受け入れた。しかし、タイトルが獲得できれば、高いボーナスが支払われる。UEFAチャンピオンズリーグ（欧州CL）優勝で100万ユーロ（約1億7000万円）、リーグ優勝で75万ユーロ（約1億3000万円）を給与に加えることができる」と伝え、公式発表間近であることを強調した。

　さらに、「フリックが扱う最初の重要な決定の1つは、シーズンの前の準備だ。基本的に、最初のトレーニングは7月10日に始まる予定だったが、クラブは新監督と話し合って、チームがどの日に仕事に戻るかを正式に決定すること」と報じ、今夏のUEFAユーロ2024やコパ・アメリカ2024の開催により、フリックは最初の数日間、トップチームのメンバーもほとんどいない状態で始動せざるを得ないことにも言及している。

　また、32歳のセルジ・ロベルトの去就にも触れ、「シャビ監督の時は、キャプテンの契約更新は完全に保証されていたが、フリックについてはベテラン選手に関してどのような計画を立てているかを知るまで待たなければならないだろう。実際、セルジ・ロベルトの契約は6月30日に終了するため、これは最も緊急の決定である」とも、同メディアは報じた。