フットボールチャンネル

Jリーグ 6か月前

内容は悪くない。でも勝てない。浦和レッズが直面したFC町田ゼルビアの強さ「負けないチームは…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 photo by Getty Images

理想とする攻撃サッカーにはまだ遠い。ただ…



「負けないチームは、こういうチームだとやっていて感じました。自分たちのペースでやれていた時はやれていたと思いますが、力を使うところで力を使われて点を決められて、ああいう時間でもどんどん攻撃にくるというのは強いチームだと感じました」

 次節は3位・ヴィッセル神戸をホームで迎え撃つ中で、戻ってきた怪我人もいれば、離脱者もいる。中島翔哉や大久保智明、松尾佑介らウイングを主戦場とする選手が負傷し、交代策でギアを上げられない苦しい台所事情もある。「怪我人が戻ればフレッシュなオプションがベンチに戻り、試合の中で使えるようになる。連戦が続いていて、選手たちに疲労が蓄積している部分もあると思う。フレッシュさを取り戻せば質が向上する部分もあるだろう。今度は土曜日の神戸戦に向け、最高の準備をしていきたい」と前を向く。

 上位争いに食い込むためには、まだまだやらなければいけないことがある。安居は「自分たちは勝たないといけない。それに向けて全力でやっていきたい」と言う。

 理想とする攻撃サッカーにはまだ遠い。ただ、この敗戦を糧とし指揮官が求める姿勢を貫き、反撃の狼煙をあげたい。浦和の巻き返しに注目したいところだ。

(取材・文:石田達也)

【関連記事】
「別に“おとり”でいい」石原広教は浦和レッズのために限界を超えて走り続ける「それが自分のアシスト」
なぜ転落…。 日本の「消えた天才」サッカー選手10人
「失点の責任は私にある」浦和レッズ、ジョアン・ミレッGKコーチが西川周作のプレーを解説。「なぜミスしたか」の本質

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!