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Jリーグ 6か月前

内容は悪くない。でも勝てない。浦和レッズが直面したFC町田ゼルビアの強さ「負けないチームは…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 photo by Getty Images

内容が悪いわけではない。「2点目を取るチャンスがあった」



 そして特筆すべきは右サイドバックの石原のポジショニングだ。ボックス内の中央に位置取り「ビルドアップから前に入り、ゴールに入っていこうと思っていたので、結果的にそこに入ってきた。ペナ付近に侵入していくことは、今まで口に出していたことなので、数字で結果が出たのは良かったです」と背番号4にとっても有言実行のアシストでもあった。

 その後も、浦和は相手守備に生まれるスペースを素早く察知。連動し攻撃していくプレーがスムーズさを増すなか、途中出場の武田英寿や酒井宏樹がファイナルサードまで運びクロスを入れていく場面もあったが、中々、シュートまではつながらない。すると試合終盤の90+6分、浦和はアレクサンダー・ショルツがペナルティーエリアでファールを与えPKに。これを下田北斗に決められ勝ち点がこぼれていった。

 決して内容が悪いわけではない。ビルドアップの完成度が高くはなっているが、仕上げ部分の質にこだわること、それが重要なのだ。ヘグモ監督は「勢いに乗ってクロスから2点目を取るチャンスがあったと思う。ラストサードのところの質を上げないといけない。押し込むところまでは行くが、1対1やクロスの精度を上げないといけない」と、フィニッシュの形や質に対しての課題を指摘する。

 これで首位・町田とは11ポイント差に離されたが、勝ち点35を積み上げる町田との差について安居に訊いてみると、こう答える。

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