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Jリーグ 6か月前

内容は悪くない。でも勝てない。浦和レッズが直面したFC町田ゼルビアの強さ「負けないチームは…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 photo by Getty Images

浦和レッズがリズムを掴んだ方法「どのように岩尾憲をフリーにするか」



 リズムを掴んだ要因について安居は「流動的にやらないと(岩尾)憲くんのところは相手も消してくるので、そこで自分と(伊藤)敦樹くんの位置でどれだけ引き出して憲くんをフリーにさせるのかも重要になってくる。そういう動きは増やしていかないといけない」と語った。

 試合をスコアレスで折り返し後半を迎えると、先にスコアを動かしたのは町田だった。52分、浦和が右サイドでボールを奪われ、ゴール前にクロスを送られ平河悠がシュートを放つと守護神・西川周作が一度セーブしたこぼれ球を再び右足で押し込まれた。

 だが、直後の54分に前田直輝のクロスを安居がヘディングでつなぐ。「自分のところに、こぼれてきたのでシュートの意識もあったんですけど、さすがにちょっと打てそうにもなかったので、ヘディングで前につけようと思ったらいいところにいった感じです」と、その後、石原広教がバックヘッドで流し、最終ラインの背後に出たボールを伊藤が右足で蹴り込み同点に追い付いた。

 この得点に関しては浦和の攻撃的姿勢が存分に出ていた。クロスに対して6人がペナルティーエリアに入る迫力も表現されていた。「2対1を作りクロスを上げ、ペナルティーエリア内のニアやファー、マイナスのポイントに3枚、4枚、5枚と入る練習はしているが、それを継続していきたい」と指揮官はトレーニングの成果を口にする。

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