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Jリーグ 6か月前

内容は悪くない。でも勝てない。浦和レッズが直面したFC町田ゼルビアの強さ「負けないチームは…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 photo by Getty Images

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明治安田J1リーグ第16節、浦和レッズ対FC町田ゼルビア戦が26日に埼玉スタジアム2002で行われ、浦和は試合終盤に献上したPKが決勝点となり、1-2で惜敗。決して内容は悪くないはずだが、首位を走るチームとの差が浮き彫りに。理想とするサッカーを展開して勝つには、まだまだ克服すべき課題が残されている。(取材・文:石田達也)

著者プロフィール:石田達也

千葉県出身。浦和や千葉を中心にJリーグやアマチュアスポーツまで幅広く取材。サッカー専門誌、地域情報誌などにも多数寄稿。「職業サッカークラブ社長」(ベースボール・マガジン社)などの書籍編集を担当。「浦和ACL戦紀」(ELGOLAZO BOOKS)共著がある。


オラ・ソルバッケンが初先発。岩尾憲が復帰

浦和レッズMF安居海渡
【写真:Getty Images】

 浦和レッズのペア・マティアス・ヘグモ監督は、試合後の会見で「前半の我々の守備はほぼ完ぺきだったと言えると思う。行ける時はハイプレス、行けない時はブロックを組む。奪ったらカウンターという流れができていた。その後はボールロストと対応が良くなかった流れで失点をしてしまった」と振り返った。

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 この一戦は、首位を走るFC町田ゼルビアとの勝ち点差を詰めるため、そして第15節ジュビロ磐田戦(1-1)で引き分け、続くルヴァンカップ3回戦ではV・ファーレン長崎に敗れ(0-1)、リーグ戦3連勝の勢いがトーンダウンしたあとだからこそ、是が非でも勝利を欲したのだが、終わってみれば1-2での敗戦を喫した。

 浦和は[4-3-3]の左ウイングにノルウェー代表のオラ・ソルバッケンが初先発。中盤のアンカーには筋肉系の怪我で右足を痛めていた岩尾憲がリーグ9試合ぶりに先発し、右インサイドハーフには伊藤敦樹、左インサイドハーフには安居海渡が構えた。

 町田はフォワード2枚と両サイドハーフ2枚で積極的にプレスをかけてくるが、浦和は長いボールを使って背後を狙っていく。岩尾は「最初は相手もパワーをもってボールを取りに来ることは分かっていたので、最初のタイミングでは相手の背後を自分たちも狙っていこうっていう話をして、割りとシンプルな心がけでノーリスクで入りました」と話した。

 そして、早い段階でボールをつなげると判断すると「自分たちでボールを握る」(岩尾)トライをする。伊藤や安居が開いたり、落ちたり、ポジションをずらすことでプレスを外し、浦和が押し込む状態を作る。

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