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お疲れ様でした! 今季で愛するクラブを去る功労者10人。クラブ愛でチームを牽引してきたのは?【23/24シーズン】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:パトリック・ヘアマン

ボルシアMGのパトリック・ヘアマン
【写真:Getty Images】


生年月日:1991年2月12日
所属クラブ:ボルシア・メンヒェングラートバッハ
トップチーム在籍期間:15シーズン
クラブ通算成績:420試合56得点66アシスト

 ボルシア・メンヒェングラートバッハ(以下、ボルシアMG)の象徴的選手の1人であるパトリック・ヘアマンは、今季で現役を引退する決断をした。“フースバルゴット(サッカーの神)”の異名を持つ同僚トニー・ヤンチュケに次いでクラブ2番目の古株であるヘアマンの引退発表に多くのサポーターがショックを受けたことだろう。

 ヘアマンは2008年にザールブリュッケンU-17からボルシアMGの下部組織に加入した。U-19チームでプレーした後、2010年1月のブンデスリーガ第18節ボーフム戦でトップチームデビューを果たす。下部組織加入から今日に至るまで、ボルシアMG以外のクラブのユニフォームに袖を通したことはない。

 ヘアマンはドリブルと快速を持ち味にしているFWで、これまで数々のDFを翻弄してきた。パスやシュートの精度も高く、公式戦420試合出場56得点66アシストの成績を残している。2014/15シーズンのボルシアMGはリーグ戦を3位でフィニッシュしており、当時のチームを牽引していたのがヘアマンだった。このシーズンはサブとしてスタートしたものの、トレーニングにより筋肉量を増やしたことでスタメンを奪還。最終的に11ゴール5アシストをマークした。

 その翌シーズンに前十字靭帯断裂の大怪我を負うも無事復帰し、2010年代の好調だったクラブの中心選手としてプレーしていた。ここ数年はサブとしての起用が主だが、サポーターから変わらぬ信頼を寄せられている。彼もクラブの歴史を作ったレジェンドだ。

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