FW:パトリック・ヘアマン
【写真:Getty Images】
生年月日:1991年2月12日
所属クラブ:ボルシア・メンヒェングラートバッハ
トップチーム在籍期間:15シーズン
クラブ通算成績:420試合56得点66アシスト
ボルシア・メンヒェングラートバッハ(以下、ボルシアMG)の象徴的選手の1人であるパトリック・ヘアマンは、今季で現役を引退する決断をした。“フースバルゴット(サッカーの神)”の異名を持つ同僚トニー・ヤンチュケに次いでクラブ2番目の古株であるヘアマンの引退発表に多くのサポーターがショックを受けたことだろう。
ヘアマンは2008年にザールブリュッケンU-17からボルシアMGの下部組織に加入した。U-19チームでプレーした後、2010年1月のブンデスリーガ第18節ボーフム戦でトップチームデビューを果たす。下部組織加入から今日に至るまで、ボルシアMG以外のクラブのユニフォームに袖を通したことはない。
ヘアマンはドリブルと快速を持ち味にしているFWで、これまで数々のDFを翻弄してきた。パスやシュートの精度も高く、公式戦420試合出場56得点66アシストの成績を残している。2014/15シーズンのボルシアMGはリーグ戦を3位でフィニッシュしており、当時のチームを牽引していたのがヘアマンだった。このシーズンはサブとしてスタートしたものの、トレーニングにより筋肉量を増やしたことでスタメンを奪還。最終的に11ゴール5アシストをマークした。
その翌シーズンに前十字靭帯断裂の大怪我を負うも無事復帰し、2010年代の好調だったクラブの中心選手としてプレーしていた。ここ数年はサブとしての起用が主だが、サポーターから変わらぬ信頼を寄せられている。彼もクラブの歴史を作ったレジェンドだ。