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【写真：Getty Images】

ユルゲン・クロップ監督は今シーズン限りで退任

　プレミアリーグ最終節が現地時間19日に行われ、マンチェスター・シティはウェストハムと対戦し、3-1で勝利した。この試合のあと、チームの指揮官を務めるジョゼップ・グアルディオラが、リバプールでのラストマッチを迎えたユルゲン・クロップ監督に惜別のメッセージを送った。現地紙『リバプール・エコー』が20日に報じている。

　クロップ監督率いるリバプールは最終戦をウルヴァーハンプトンと対戦し、2-0で勝利した。最終節を待たずにチームは優勝戦線から脱落したものの、結果として勝ち点を「82」まで積み上げた。シーズンによっては、この成績以下で優勝できたクラブ（2015-16のレスターシティなど）もある。

　数年にわたって激闘を繰り広げてきた両監督の関係性は、当事者にとって特別なものがあるようだ。グアルディオラ監督は「ユルゲンは私の人生で本当に重要な役割を担ってくれたし、監督として私を新たなレベルに引き上げてくれた」と語っている。

　データサイト『Transfermarkt』が示すデータによれば、両者の対戦成績はクロップ監督の12勝7分け11敗。グアルディオラ監督が10戦以上戦った相手として、現時点で唯一負け越しているのがクロップ監督だ。同氏は「他のチームで見つけられるような弱点を発見できなかったこともたくさんあった。彼が率いるチームとの試合はとても難しかったよ」と述べる。

　また、クロップ監督の今後について、グアルディオラ監督は「幸運を祈っている」と語った上で、リバプールでの功績に関しては「『いくつタイトルを獲得したんだ？勝利こそが重要だ』と言う人もいるだろう。もちろんそれも大事だが、それだけじゃないんだ。そこにはパーソナリティがある。それらがある場所に達したとき、永遠に残り続けるだろう」と強調した。