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【写真：Getty Images】

王者の堅い守備を破った鎌田の一撃！

　セリエA第37節、インテル対ラツィオの試合が現地時間19日に行われた。試合は1-1のドローに終わっている。日本代表の鎌田大地はこの試合でも先発出場を果たすと、今季王者となったインテルに対してエリア外から左足で豪快なミドルシュートを決めている。

　イゴール・トゥドール監督の就任からスタメンを掴みつつある鎌田は、王者インテルとの試合でも先発出場した。試合開始すぐの4分、鎌田を起点にチャンスが生まれる。絶妙なスルーパスを前線に送ると、バレンティン・カステジャーノスがこれに反応。そのままドリブルで運び、ゴールを決めたかのように思われた。しかし、VARによって得点は取り消されてしまい、鎌田のアシストは幻となる。

　その後一進一退の攻防が続いたが、鎌田の鮮烈なゴールによって均衡が破れた。

　ペナルティエリア手前でニコロ・ロヴェッラからパスを受けた鎌田は、小刻みなタッチで相手DFを牽制しそのまま左足を豪快に振り抜いた。鋭いシュートはゴール左隅に吸い込まれ、ゴールネットを揺らした。今季リーグ2点目となる鎌田のスーパーミドルで、ラツィオは先制に成功する。

　しかし、試合終了間際の87分に、インテルのデンゼル・ダンフリースにゴールを決められてラツィオは同点に追いつかれてしまう。今季37試合で失点わずか20と堅い守備でリーグを制覇した王者に対して、鎌田の見事なゴールによりラツィオはアウェイの地で勝点1を持ち帰ることに成功する形となった。