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今シーズンはレヴァークーゼンやインテル、レアル・マドリードなど各国リーグで独走優勝が目立っている。裏を返せば、他のチームが期待外れだったことからこのようなケースが多発しているとも言える。今回は、様々な要因で期待外れに終わってしまった10チームを紹介する(成績は5月15日時点)。
バルセロナ(スペイン)
【写真:Getty Images】
順位:2位
今季成績:23勝7分5敗(勝ち点76)
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名門バルセロナが屈辱の12年ぶりの無冠に終わった。昨シーズンにシャビ監督率いるバルセロナは、ラ・リーガ38試合で20失点と堅い守備を武器に勝ち点を荒稼ぎしていた。しかし、第35節終了時点でリーグ9番目に多い43失点と守備が崩壊。勝ちきれない試合が増えて、レアル・マドリードに王者の座を譲った。
失敗したのはリーグ戦だけではない。すでに無冠が確定していることからも明らかなように、カップ戦も全滅している。シャビ監督はバルセロナの監督に就任して以降、カップ戦のタイトルはスーペルコパの1回のみとトーナメントを苦手としており、今シーズンもベスト8でUEFAチャンピオンズリーグ(CL)とコパ・デル・レイの両大会から姿を消した。
チームにとって痛恨だったのが、昨シーズンのラ・リーガ制覇に大きく貢献していたガビとアレハンドロ・バルデの膝の前十字靭帯断裂の大怪我による離脱だ。特に中盤で強度を出せる前者の離脱はバルセロナにとって致命傷となり、前からのプレスがかからない試合が散見されるようになった。こうした不測の事態でこそ指揮官の手腕が問われるが、シャビ監督はチームの弱点を修正することができなかった。
シーズンを通してみると、ラミン・ヤマルやフェルミン・ロペス、パウ・クバルシらバルセロナらしくカンテラ(アカデミー)産の選手たちの台頭が光ったが、その中でタイトルが獲得できなかったのは悔やまれる。続投が決定したレジェンド監督の下で、来季はトロフィーを掲げることができるだろうか。