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【写真:Getty Images】
サポーターが敗北を望む珍しい状況
プレミアリーグ第34節、トッテナム対マンチェスター・シティの試合が現地時間14日に行われた。試合は、アウェイチームが2-0で勝利している。トッテナムのホームで行われた試合では、シティに得点を奪われた時に、ホームチームのファンが喜ぶという不思議なシーンもあった。英メディア『football.london』が報じている。
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試合開始前の時点で、シティは勝点85の2位につけており、暫定首位のアーセナルとは勝点1差だった。一方のトッテナムは、勝点63で5位につけており、敗北してしまうと来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権を逃してしまう状況だった。しかし、仮にトッテナムが勝利した場合、ノースロンドンのライバルであるアーセナルが優勝に大きく近づいてしまうので、試合前からサポーターの中には敗北を望む声もあがっていた。
51分、シティはケビン・デ・ブライネのクロスにアーリング・ブラウト・ハーランドが合わせて先制に成功する。その瞬間、トッテナムのサポーターは「アーセナル見てる?」と、ライバルチームを揶揄する煽りを大声で合唱し始めた。
ホームチームのサポーターが失点を喜ぶという異常な事態の中で、トッテナムを率いるアンジ・ポステコグルー監督は、シティに追いつくためにロドリゴ・ベンタンクールに代えてデヤン・クルゼフスキーを投入。すると、交代を命じられたベンタンクールは、敗北を望むホームスタジアムの異様な雰囲気に感情を抑えることができなかったのか、ベンチを何度も蹴り上げて、水筒を地面に投げつけるなど怒りを示す姿がカメラに抜かれていた。
試合後、ポステコグルー監督は、「ライバル関係は理解している。ここ数年、私はセルティックとレンジャーズという世界最大のライバル関係の中にいた」と述べた上で、「しかし、自分のチームに負けることを望むのは理解できない。それはスポーツの本質ではないし、私がこのゲームで好きなことではない」と、敗北を喜ぶような態度を見せていたホームのサポーターに対して不満を示している。
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