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株爆上がり!? 欧州、今季の“サプライズ”監督6人。予想外の大躍進を成し遂げた男たち

text by 編集部 photo by Getty Images

セバスティアン・ヘーネス(シュトゥットガルト/ドイツ)

シュトゥットガルト監督のセバスティアン・ヘーネス
【写真:Getty Images】

生年月日:1982年5月12日
就任期間:2023年4月~
23/24リーグ戦成績:33試合22勝4分7敗(3位)

 昨季まで残留争いに巻き込まれていたシュトゥットガルトだったが、昨年4月にセバスティアン・ヘーネスが監督に就任して以降、突然チームが見違えるように変わり、たちまちUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得してしまった。

 そんなシュトゥットガルトにはセール・ギラシという頼れる点取り屋がいる。今季リーグ戦27試合で26得点をあげているギニア代表FWを、どのようにサポートし攻撃を展開していくのかがこのチームのカギだ。ギラシをサポートするのは今季プレミアリーグのブライトンからレンタル移籍で加入したFWデニズ・ウンダフと、昨年10月にドイツ代表にも選ばれたMFクリス・ヒューリッヒだ。どちらの選手も、今季は好調を維持するギラシとの相乗効果で自己最高の成績を残している。2ボランチを形成するアンジェロ・スティラーとアタカン・カラソルも素晴らしいスタッツを残し、チームのCL権獲得に貢献している。

 ワールドクラスの選手がいない中で好調を維持しているヘーネスの手腕は高く評価されている。独紙『ビルト』によると、今季限りでトーマス・トゥヘル監督の退任が決定しているバイエルン・ミュンヘンが引き抜きを模索しているようだ。バイエルンの名誉会長であるウリ・ヘーネス氏は現シュトゥットガルト監督の叔父にあたり、もともとバイエルンに縁がある。3月にはシュトゥットガルトとの契約を2027年まで延長しているが、ヘーネスの未来はどうなるだろうか。

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