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Jリーグ 2か月前

横浜F・マリノスが「あまり良くないことを知っている」。第1戦を終えたアル・アインが自信を持つ理由【英国人の視点】

シリーズ:英国人の視点 text by ショーン・キャロル photo by Getty Images

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 AFCチャンピオンズリーグ決勝1stレグ、横浜F・マリノス対アル・アインが11日に行われ、マリノスが勝利を収めた。アル・アインは逆転負けを喫することになったが、第2戦での逆転を目論む。これまで幾多の修羅場をくぐり抜けてきたマリノスだが、最後の刺客もまた強敵である。(取材・文:ショーン・キャロル)


著者プロフィール:ショーン・キャロル

1985年イングランド生まれ。2009年に来日。『ニッポンとサッカー 英国人記者の取材録』『英国人から見た日本サッカー “摩訶不思議”ニッポンの蹴球文化』の筆者。「Jリーグ Monthly」のレギュラー出演。高校サッカー、Jリーグ、日本代表など幅広く取材している。過去にはスカパーやNHK、J SportsなどのJリーグ番組出演も。

1stレグは前半に過ぎない。両指揮官が戦前に語っていたのは…

横浜F・マリノスと対戦したアル・アイン
【写真:Getty Images】

 準決勝ほど極端な状況ではなかったが、蔚山HD(旧・蔚山現代)戦と同じように横浜F・マリノスは冷静さを保ち、アル・アインとのアジアチャンピオンズリーグ決勝1stレグを2-1で制した。

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 ハリー・キューウェル監督が率いるチームは、大観衆が詰めかけた日産スタジアムで、開始12分に失点してしまう。ソフィアン・ラヒミがエドゥアルドを置き去りにし、GKポープ・ウィリアムがラヒミの最初のシュートをセーブした後、リバウンドをモハメンド・アル・バルーシがゴールに押し込んだ。さらに、30分にはマティアス・パラシオスがポープの股を抜くシュートを沈めて、マリノスはさらに苦しい状況に追い込まれた。

 しかし、VARによりこのアルゼンチン人選手のオフサイドが確認され、ホームチームは反撃の望みをつないだ。そして、植中朝日と渡辺皓太がゴールを決めたおかげで、マリノスはUAEでの決戦となる2ndレグに向けて、わずかなアドバンテージを得ることができた。

 さかのぼると、日産スタジアムでの対戦を前に、両監督は5月11日の試合は決勝戦の前半戦に過ぎないことを強調していた。

 アル・アインのエルナン・クレスポ監督はこの1stレグの前日にこう言っている。「2nd(ホーム&アウェイ)で戦うとき、試合は180分以上あることを理解している。ここ(日産スタジアム)で何が起こっても、優勝が決まることはない」。

 キューウェル監督も同様に、ホームでの結果のみを重要視することを避け、選手たちには2試合を通じて同じように臨んでほしいと強調した。

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