3位:チアゴ・アルカンタラ(元スペイン代表)
生年月日:1991年4月11日
推定年俸:1208万ユーロ(約16.9億円)
23/24リーグ戦成績:1試合0得点0アシスト
今季のリバプールで最ももったいないお金と言っても大げさではないのが、チアゴに支払っている1208万ユーロ(約16.9億円)の年俸ではないだろうか。出場1試合、それも試合終盤からの途中出場の1回のみであることを考えると、圧倒的に最悪のコストパフォーマンスだ。
バルセロナの下部組織で育ったチアゴは、2020年夏にバイエルン・ミュンヘンからリバプールに加入した。天才的な技術と後ろにも目があるのではないかと思わせるほどの視野の広さを持ち、観る者を魅了する完璧なパスを届けることができるチアゴは、世界でもトップレベルのプレーメーカーだろう。その意味では、この給料もうなずけるが、あまりにもケガが多い。
加入1年目から負傷離脱の時期があったチアゴは、昨季もケガによる離脱を繰り返し、プレミアリーグの出場は18試合にとどまった。シーズン終盤の臀部の負傷は今季にも響き、シーズン前半戦を棒に振ると、2月のアーセナル戦で終盤に投入されてようやくシーズン初出場を果たしている。しかし、このゲームで負傷してしまい、そこから復帰していない。
類い稀なセンスの持ち主であることは明らかなだけに、コンディションが整わないのは、クラブにとっても本人にとっても大きな損失だ。