ジャンルカ・ラパドゥーラ(ペルー代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1990年2月7日
ユベントス通算成績:0試合0得点0アシスト
トリノの生まれのイタリア人だが、母の故郷であるペルーを代表に選択。所属したクラブは、ユース時代を含めて実に20にも及ぶ、流浪のストライカーだ。
8歳の時に、地元のアマチュアクラブ、アトレティコ・ミラフィオーリから、ユベントスに籍を移す。「父の話しが、クラブに上手く伝わらず、GKとしてリーグを戦ったんだ(笑)。それから、憧れの選手でもあった(アレッサンドロ)・デル・ピエロのようにトレクアルティスタやセカンドトップとしてプレーしたよ」とユベントス時代には、フィールドプレーヤーではなく、GKが定位置だったことを明かしている。
だが、ボールボーイを務め、ジネディーヌ・ジダンら、トップチームのプレーを間近で見ながら、白と黒のユニフォームを身に纏って、セリエAでプレーすることを夢見たが、それは叶わず、2004年にユベントス下部組織を離れた。その後、プロ・ヴェルチェッリでプロデビューを果たしてからはクラブを転々。サンマリノ(4部リーグ)、ペスカーラ(2部リーグ)で得点王の称号を掴み、2016年には名門ミランでの挑戦を勝ち取ったが、通算8ゴールと大きな功績を挙げることはできなかった。それでも、セリエBの22/23シーズンを戦ったカリアリでは、再び得点王のタイトルを獲得し、セリエA昇格に貢献。百折不撓の精神を貫いた。
【了】