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イタリアの名門ユベントスでは多くの才能が育つ。それだけに競争は激しく、トップチームに生き残れるのはほんの一握りだ。しかし、トップチームで輝けずとも、その後のキャリアで華を咲かせる選手もいる。今回は、選手や監督として成功を収めてきた、“実は”ユベントス下部組織出身の主な6人を紹介する。
MF:ジャン・ピエロ・ガスペリーニ(イタリア)
【写真:Getty Images】
生年月日:1958年1月26日
ユベントス通算成績:9試合1得点2アシスト
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選手としても、監督としてもユベントスに所属した経験を持つ稀有な存在。トリノ中心街から約5キロのグルリアスコ出身で、9歳からビアンコネロのすべてのカテゴリーに所属した。
ユースでは伝説のFWパオロ・ロッシ氏ともプレーし、当時を「人生を学ぶ学校だった」と振り返る。1977年には、名将ジョバンニ・トラパットーニが指揮するトップチームでのデビューを実現。77/78シーズンのコッパ・イタリアではプロ初ゴールも記録している。しかし、セリエA5連覇中で歴史を作っていたチームに居場所は見つからず。主戦場を下部リーグへと求めた。
セリエAでの出場は、ペスカーラ時代の59試合のみ。選手としては大きな足跡を残すことはできなかったが、監督として大成する。その礎を作ったのが、奇しくもユベントスだった。1994年に現役を引退し、すぐにユベントスの下部組織指揮官に就任。1998年にユースの監督に昇格し、2003年には若手の登竜門、ビアレッジョ大会で優勝する。当時は、4-3-3の使い手だったが、異端と言われたルイ・ファン・ハールの3-4-3に魅了され、このシステムを採用。ジェノアとアタランタでの成功とともに、このシステムはガスペリーニの代名詞となった。