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あまりにケガ多すぎ…。現役の「ガラスの天才」サッカー選手10人。サッカー日本代表や神童も

シリーズ:ガラスの天才 text by 編集部 photo by Getty Images

キングスレイ・コマン(バイエルン・ミュンヘン/フランス代表)

バイエルンのフランス代表FWキングスレイ・コマン
【写真:Getty Images】


生年月日:1996年6月13日
今季リーグ戦成績:17試合3得点3アシスト

 今季シャビ・アロンソ監督が率いるレバークーゼンがブンデスリーガ優勝を飾ったことで、ついにキングスレイ・コマンのデビューシーズンからの連続リーグ優勝が「12」で途絶えた。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも準決勝で敗退したことからバイエルン・ミュンヘンの12シーズンぶりの無冠が確定している。

 今季タイトルを逃したのはコマンだけの責任ではないが、あまりにも稼働率が悪かったのは事実だ。4月に負った内転筋の負傷で一足早く今季絶望が確定している快速WGは、今シーズンだけで5度も戦列を離れている。それも異なる場所の怪我であり、試合に出ることができていても、常に負傷と隣り合わせの状況が続いている。

 ハムストリングの負傷癖がある選手はそこだけを気にすれば、ある程度の対策を講じることができるかもしれないが、先述した通りコマンは異なる場所にいくつもの爆弾を抱えている。靱帯の断裂系だけでも「左膝内側側副靱帯断裂」「左足首靭帯断裂」「外側側副靭帯断裂」の3つの大怪我を負った経験があり、筋肉系の怪我も癖になってしまった。彼がキャリアを通して負傷に悩まされ続けているのは、一度もリーグ戦30試合以上に出場したことがない事実が物語っている。

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