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フォーカス 4か月前

成長できていない…? レンタル先で苦しんでいるJリーグの逸材6人。武者修行に出るも不遇の男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:松本凪生(まつもと・なぎ)

松本凪生
【写真:Getty Images】


生年月日:2001年9月4日
保有元クラブ:セレッソ大阪
レンタル先クラブ:モンテディオ山形(J2)
今季リーグ戦成績:7試合0ゴール0アシスト

 「ネクスト山口蛍」とも呼ばれていたMF松本凪生は、モンテディオ山形でプレータイムを欲している。

 現在22歳の松本は、世代別日本代表に何度も招集された経験をもつタレントだ。同選手は、卓越したボール奪取能力と状況判断力で素早いトランジション(攻守の切り替え)を可能にする。右足のキック精度の高さにも定評があり、鋭いパスを差し込むだけでなく、セットプレーのキッカーを務めることもしばしばだ。ピッチ上での役割と強烈なミドルシュートでゴールを脅かすシーンから、そのプレースタイルを同じセレッソ大阪ユース出身のMF山口蛍と重ねられることもあった。

 そんな松本は、2020年にC大阪でトップチームデビューを果たすと、翌2021年に栃木SC、2022年にはヴァンフォーレ甲府へレンタル移籍。栃木には1シーズンの在籍、甲府へは2シーズンの在籍となったが、どちらのクラブでも毎年リーグ戦30試合近くに出場してきた。

 しかし、今季からレンタル移籍した山形では控えが定位置となり、リーグ戦で先発に名を連ねたのはわずか1試合。渡邉晋監督の元では、途中出場での起用がメインとなっている。

 直近のリーグ第14節レノファ山口戦では、ベンチメンバーにも入っておらず、いかなる理由であれアピールできていないことに変わりはない。松本の実力とこれまで積み重ねてきた実績を考えれば、残念で仕方がないことは確かだ。次の試合では、ピッチで躍動する松本の姿を見ることができるだろうか。

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【了】

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