「ポープ・ウィリアムは面白いくらい変わった」
「ポープ・ウィリアムも町田時代からうちに来ていますが、ものすごく変わりましたね。最初は本当にヒザ人間でしたが、姿勢が面白いくらい変わりましたし、ゼロモーションで動きをスタートできるようになった。腕も、肩甲骨を広げながら伸びるようになって、パフォーマンスは山ほど変わりました」
JリーグやACLで見せるポープ・ウィリアムのスーパーセーブは、決して運や偶然ではなく、動作の改善がベースにあった。GKのほうが、こうした一つ一つの動作への細かいこだわりが強い面があるのか、河口氏の『4xCORE(クアトロコア)』には多くのGKが師事している。
「最初は僕自身、サッカーをあまりよく知らなかったので、サッカー選手に対しての動作の説明があまりうまくできなかったのですが、ここ3年くらいですかね。僕がサッカーをしっかり説明できるようになり、最近はGKも、フィールドプレーヤーも増えてきました」
河口氏によれば、仙腸関節を動かし、骨盤から動くことのメリットは、まだまだたくさんあると言う。次回以降はボールの置き方やドリブルなど、サッカー上のメリット、そして三笘の身体つきの秘密などを深堀りしていく。
(取材・文:清水英斗)
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