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バイエルン・ミュンヘン、納得がいかない結果に

　UEFAチャンピオンズリーグ（欧州CL）準決勝2ndレグ、レアル・マドリード対バイエルン・ミュンヘンの試合が現地時間8日に行われ、バイエルンが1-2の敗戦を喫した。試合後、バイエルンを率いるトーマス・トゥヘル監督が米メディア『TNTスポーツ』を通じ、審判の判定に対して不満を呈している。

　68分には、ハリー・ケインのアシストからアルフォンソ・デイヴィスがゴールを決めてバイエルンが先制。しかし、88分にレアルのホセルに同点ゴールを決められると、後半アディショナルタイムには再びホセルに逆転ゴールを許してしまう。それでもバイエルンは、試合終了間際にマタイス・デ・リフトがゴールネットを揺らす。劇的な同点弾に思われたが、直前に副審が旗をあげているのを見た主審が笛を吹いてプレーを止めていたことで、ゴールは認められず。バイエルンが1-2の敗戦を喫し、バイエルンの今季無冠が確定した。

　試合後、動揺を隠せない様子で同メディアのインタビューに応じたトゥヘル監督は「線審と主審の判定は悲惨だ。あの判定のせいで、結局は裏切られたような気分だ」と語っている。また、審判に謝られたことを明かし「線審は申し訳ないと謝ってきたが、それは何の助けにもならない。このようなレベルの試合で、最後の最後であのような判定を下すために旗をあげるなんて。主審も同様に、笛を吹く必要はなかった。笛を吹くのは非常に悪い判断だ。ルール違反であり、両者とも非常に悪い判定だが、そういうものだ」と語っている。