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鈴木唯人は大丈夫? リバプールに青田買いされ潰れた逸材6人。アンフィールドで爪痕を残せなかった男たち

text by 編集部 photo by Getty Images

DF:チアゴ・イロリ(元U-23ポルトガル代表)

元リバプール所属のチアゴ・イロリ
【写真:Getty Images】

生年月日:1993年2月26日
在籍期間:2013年~2017年
リバプール通算リーグ戦成績:出場なし

 ナイジェリア系イギリス人の父とポルトガル人の母を持つDFチアゴ・イロリは、スポルティングCPのアカデミーからそのままトップチームに昇格し、12/13シーズンはリーグ戦11試合に出場した。

 ヨーロッパ中から注目を集める中、イロリは2013年、当時20歳でリバプールの一員となった。19歳以下の選手で構成された欧州クラブが出場する大会、NextGenシリーズではリバプールと対戦した経験があり、アンフィールドで3-0勝利に貢献するなどインパクトを残している。また、イロリはスポルティングCPのアカデミー史上最速のスプリント記録保持者(当時)でもあり、期待は大きかったと言っていいだろう。実際、当時指揮を執ったブレンダン・ロジャース監督はイロリに対して、「今後10年間、クラブを守る存在だ」と語っている。

 しかし、リバプールでは全くと言っていいほど出場機会が与えられなかった。1年目の途中にグラナダに期限付き移籍で渡ると、その後もボルドー、アストン・ヴィラとレンタル続き。そして2017年にレディングに完全移籍を果たし、アンフィールドに別れを告げている。結局リバプールのトップチームでの出場は、ヴィラへのレンタルから復帰した15/16シーズンのFAカップ3試合のみとなっている。

 その後、17/18シーズンにレディングで自己最多のリーグ戦29試合に出場したイロリだが、2019年冬に古巣スポルティングCPに復帰して以降は再び試合に絡めなくなってしまった。31歳になった現在はポルトガル2部のベレネンセスでプレーしている。

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