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横浜F・マリノスじゃなければ…? 他クラブなら主力になれそうな選手5人。確かな能力を持つ控えたち

シリーズ:他クラブなら主力になれそうな選手5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:榊原彗悟

横浜F・マリノスの榊原彗悟
【写真:Getty Images】


生年月日:2000年10月9日(23歳)
2024リーグ成績:4試合1得点0アシスト

 榊原彗悟は、横浜F・マリノスの育成組織で育ったあと、2019年にJFLのラインメール青森に加入した。2022シーズンには10番を背負って活躍し、2023年からマリノスに戻ってきている。

 攻撃的なMFを本職としている榊原は、2023シーズン終盤に起用されるようになったが、分厚い選手層を誇るマリノスではなかなか定位置を得ることができていない。それでも、今季は第8節・湘南ベルマーレ戦でリーグ戦初先発。榊原はボランチを担当している。

 持ち前の高い技術力を活かしたボールさばきは、マリノスの攻撃をより円滑にしていた。ボールを受けてからのターンに無駄がなく、どちらの足でも精度の高いパスが出せるため、周囲の動きも活発になっていた印象だ。この働きは一定の評価を受けているようで、6日のJ1第12節・浦和レッズ戦でも先発起用されていた。

 ただ、経験や危険察知力といった点で喜田拓也には及ばないことは否定できず、守備には不安がある。身長170cm・体重60kgというサイズも、ボランチを任せる上では不安要素と言えるだろう。

 それでも、4月27日のJ1第10節・セレッソ大阪戦ではセットプレーの混戦から初ゴールを記録し、攻撃の能力は名門マリノスでも通用するレベルにあることが証明されているだけに、チームのプレースタイルとメンバー次第では、より強烈なインパクトを残す可能性のある選手ではないだろうか。

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