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J1リーグで最多の優勝回数8回を誇る名門・鹿島アントラーズは、分厚い選手層を誇っている。それだけに、ピッチ上に立つ11人に選ばれることは簡単ではない。今回は、鹿島以外のクラブであれば、主力としてプレーしていても不思議ではない能力を持った選手を紹介する。※各データは4月26日時点。
MF:名古新太郎
【写真:Getty Images】
生年月日:1996年4月17日(28歳)
2024リーグ成績:7試合0得点1アシスト
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名古新太郎は、サッカーの名門・静岡学園高校の出身で、3年生のときには10番の背番号をつけて活躍した。1つ下の旗手怜央らとともに全国レベルで知られる選手となり、順天堂大学に進学したのち、2018年に鹿島アントラーズでプロとしてのキャリアを始めている。
しかし、身長168cmのMFというのはプロの舞台では小柄な印象で、鹿島の熾烈なチーム内競争の中でポジションを得るのに苦労した。それでも2021シーズンは湘南ベルマーレに期限付き移籍で加入してリーグ戦19試合に出場し、鹿島に復帰した2022シーズンはJ1で14試合に出場と、少しずつ存在感を強めている。
抜群のテクニックとパスセンスで攻撃を司る名古は、近年、中盤で激しく相手と戦うシーンが増えた印象だ。もともとあったスキルに、守備のインテンシティーが加わり、監督としても使いやすい選手になってきたと言えそうだ。
今季は、第4節の川崎フロンターレ戦で4-2-3-1のフォーメーションでトップ下を担当し、チームを勝利に導く見事な活躍をした。良いアピールを続けているところだが、鹿島のトップ下では、樋口雄太の存在が大きく、さらに土居聖真もいるため、名古は常時先発というわけにはいかない。チーム内で切磋琢磨して成長するのも選択肢だが、28歳という年齢を考えると、もっとピッチに立ちたいところだろう。
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