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Jリーグ 9か月前

ジュビロ磐田が導き出すゴールの別解。「強力2トップ」をどう活かすか? “悪夢の敗戦”から見出す光明【コラム】

シリーズ:コラム text by 河治良幸 photo by Getty Images

「オプションで終わらせるのではなく…」ジュビロ磐田の両翼に求められるのは…



 ブルーノは古川との両翼について「両翼がチームの後半からのオプションの1つになっていると思う」と認めつつも「そこをただのオプションでおわらせるのではなく、しっかり結果をもたらせるものにするためにも、本当に日々の練習が大事になってくる」と強調した。ジャーメインが11得点、ペイショットが4得点で、FWが二人合わせて15得点というのはJ1でも頭ひとつ抜けている。

 2トップの得点数が2番目に多いのが実は東京Vで、木村勇大が5得点、染野唯月が4得点の合計9得点だ。それだけ見ても、磐田の2トップがいかに結果を残しているか分かるが、ペイショットに関しては徐々にフィットしてきており、ここからさらに得点力が発揮される期待もある。もちろん対戦相手も2トップに対する警戒を強めるはずだが、その意味でも両翼の異なる組み合わせにより、攻撃のバリエーションを増やす意味は大きい。

 どちらに転んでもおかしくない試合展開で、結果的に相手の東京Vに“サッカーの女神”は微笑んだが、磐田にとっても収穫の多い試合になったことは確かだ。しかし、それも今後の結果につながっていかなければ意味はない。自信と悔しさを持って、磐田は前に進んでいく。

(取材・文:河治良幸)

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