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Jリーグ 4か月前

ジュビロ磐田が導き出すゴールの別解。「強力2トップ」をどう活かすか? “悪夢の敗戦”から見出す光明【コラム】

シリーズ:コラム text by 河治良幸 photo by Getty Images

「まったく悲観するつもりはない」ジュビロ磐田にとっての光明



 これで完全に形勢逆転し、10人の磐田は東京Vの猛攻に耐える側となった。13分が提示されたアディショナルタイムの9分に、森田のスルーパスから木村にゴール右のニアを破られて無念の失点。至近距離のシュートに何とか触りながら、止めきれなかった41歳のGK川島永嗣も「勝てるチャンスもあったし、勝ち点を拾うチャンスもあった中で、結果的にこうなってしまった。今日はかなり悔しい試合でした」と素直な心情を吐露するしかなかった。

 それでも横内昭展監督が「今日の戦いをまったく悲観するつもりはないし、選手はよく戦ってくれました。次に向けて、これをバネに良い準備をしていきたいと」と語るように、磐田にとって収穫の多い試合でもあった。前半に負った2点のビハインドを後半で追いついたこともそうだが、ペイショットとジャーメインの2トップが今シーズン初めて、揃って得点を決めたのだ。

 今季4得点目となるゴールを右足で決めたペイショットは「試合をやるごとに、自分とジャメの連携はすごい良くなってますし、今まではどちらか1人が決めることはあったんですけど、2人が決めるというのはチームにとってポジティブ。お互いにわかり合ってるので、それをどんどんチームの力になるために生かしていきたい」と語る。

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