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明治安田J1リーグ第12節、東京ヴェルディ対ジュビロ磐田が6日に行われ、3-2で東京Vが勝利を収めた。試合終盤の失点で敗れた磐田だが、2トップがともにゴールを決めるという明るい材料もある。この強力2トップをどう活かすかは、中盤戦に差し掛かる今季のポイントになり得る。(取材・文:河治良幸)
著者プロフィール:河治良幸
東京都出身。国内外のサッカーを幅広く取材し、分析的に潮流を見守る。W杯は過去4大会を取材。『エル・ゴラッソ』の創刊に携わり、日本代表を担当。タグマのウェブマガジン【サッカーの羅針盤】を運営している。
劇的な展開でジュビロ磐田がこぼした勝ち点
“昇格組”のライバルである東京ヴェルディとのアウェイゲームは、結果を見ればジュビロ磐田にとって悪夢のような幕切れとなった。しかしながら、新外国人のFWマテウス・ペイショットと得点ランキングのトップを走るFWジャーメイン良の“アベックゴール”で2点のビハインドから試合を振り出しに戻し、ひとつ違っていたら逆転という展開に持って行けたことが、磐田にとって大きな経験になりそうだ。
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試合は前半にMF松本昌也のハンドによる染野唯月のPK、セットプレーから木村勇大に押し込まれて2点を献上したが、後半の早い時間帯にペイショットが1点を返し、ジャーメインの今シーズン11点目となるゴールで追いつく。終盤には相手のハンドでPKのチャンスを獲得。当初、自身の背番号11を目標に掲げていたジャーメインが、その更新となる12点目を狙ったが、左足のキックはわずかに、左の枠外へそれてしまった。
そこからも果敢に逆転ゴールを目指す磐田にとって、悪夢のようなシーンが訪れたのは86分だった。MF古川陽介が左から上げたクロスボールは東京Vの左サイドバックに入っていた松橋優安にヘッドでクリアされ、そのこぼれ球をボランチの森田晃樹が思い切りよく磐田陣内へ向かって蹴り出す。ハイラインを敷いていた磐田の2センターバック間でバウンドしたボールに鋭く反応して抜け出そうとする木村をリカルド・グラッサが倒してしまい、決定機阻止で一発退場となった。