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フォーカス 7か月前

最高だったのは? 五輪サッカー日本代表、歴代最強のOA選手6人。大舞台で実力を示した大物たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部

DF:酒井宏樹

酒井宏樹
【写真:Getty Images】


生年月日:1990年4月12日
OA招集:東京五輪(2021年)ベスト4

 東京五輪に出場したDF酒井宏樹もまた、歴代最強のOAだと言えるのではないだろうか。

 対人守備に絶対的な自信を持つ酒井は、2度のオリンピックを経験している。当時22歳でロンドン五輪(2012年)代表チームに選出された同選手は、ちょうど柏レイソルからハノーファー(ドイツ)に加入が決定したタイミングであり、勢いそのままに五輪代表でも右SBとして活躍。グループリーグ第1戦のスペイン代表戦を1-0で勝利した日本代表はメダルまであと1歩のベスト4まで進出している。

 その後、A代表の右サイドに欠かせない存在となった酒井は、2021年の東京五輪にOAとして出場した。チームの目標は言わずもがなメキシコ五輪(1964年)以来のメダル獲得だ。同選手は右サイドバックのレギュラーとして起用され、グループリーグ第3戦のフランス代表戦では34分に貴重な追加点をマーク。積極的な攻撃参加からワンタッチボレーでゴールネットを揺らした。ただ、第2戦(メキシコ代表戦)、第3戦とイエローカードを貰ってしまったことで、準々決勝のニュージーランド代表戦は出場停止に。しかし、酒井不在のチームは何とかPK戦を乗り越えて準決勝進出を果たしている。同選手は0-1で敗れた準決勝・スペイン代表戦で復帰し、FWダニ・オルモなどスペイン自慢のアタッカーを封じてみせた。

 大会開幕前には、吉田麻也、酒井宏樹、遠藤航の3人は「史上最強のオーバーエイジ」だと言われていたが、その前評判に応えるハイパフォーマンスだったと言えるだろう。

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