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コスパ最悪なのは? マンチェスター・ユナイテッド年俸ランキング1〜10位。活躍と金額が見合っていないのは?

シリーズ:年俸ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

8位:ハリー・マグワイア(イングランド代表)

マンUのマグワイア
【写真:Getty Images】

生年月日:1993年3月5日
推定年俸:1148万ユーロ(約16.1億円)
23/24リーグ戦成績:22試合2得点2アシスト

 マンチェスター・ユナイテッド所属選手の年俸ランキングで8位につけているのは、イングランド代表のセンターバック、ハリー・マグワイアだ。マグワイアは2019年夏に8700万ユーロ(約122億円)の移籍金でレスター・シティから移籍してきた。だが“赤い悪魔”で彼は紆余曲折のキャリアを送っていると言える。

 マグワイアは加入初年度からキャプテンに就任し、チームのディフェンスを統率する存在として君臨していた。しかしかねてからスピード不足やミスの多さが指摘され、2022/23シーズンにエリック・テン・ハフが監督に就任すると出番が激減、本職が左サイドバックであるルーク・ショーよりもセンターバックとしての序列を低下させてしまう。

 “不良債権”になりかけたマグワイアは今季開幕前の移籍が取りざたされ、キャプテンの座も剥奪されるなどチームでの地位を失っていたが、ポジションを争うライバルが負傷離脱していた中で2023年10月に今季初スタメンを飾り、以降は主力に返り咲いている。11月度はリーグ月間MVPも受賞しており、年俸の金額に恥じない活躍を見せていた。

 昨季の崖っぷちの状況から息を吹き返したマグワイアとクラブの契約は2025年6月までとなっているが、今季の活躍から契約延長を勝ち取ることができるだろうか。

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