フットボールチャンネル

もはや場違い!? J2で半端なく強かった歴代チーム(6)最強助っ人が37得点! 後のJ1絶対王者

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

Jリーグ 最新ニュース

明治安田J2リーグが開幕しておよそ1カ月半が経過した。J2として26年目のシーズンでも、連日激しい戦いが続いている。過去25シーズンの歴史では、J2のレベルを超えているのではないかと思われるほど圧倒的な力で優勝まで駆け抜けたチームもある。今回は、歴代のJ2優勝クラブの中でも、他を寄せつけない強さだったチームをピックアップして紹介する。


川崎フロンターレ(2004年)

2004年の川崎フロンターレ
【写真:Getty Images】

2004シーズン成績:34勝3分7敗(勝ち点105)
監督:関塚隆

JリーグはDAZNが全試合独占配信!
通常より1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]


 2002シーズンが4位、2003シーズンが3位と、あと少しのところでJ1昇格を逃していた川崎フロンターレは、2004シーズンに関塚隆監督を迎えて一気に飛躍した。

 もともと昇格候補と言える戦力を有していた川崎フロンターレは、第6節までに5勝1敗という好スタートを切った。シーズン序盤はやや失点が多かったが、新体制発表会見で関塚監督が話していた「1試合で2得点と取れる攻撃力、そして1点以下の守備力」を併せ持ったチームが次第にできあがり、第8節から7試合無失点を続けて10連勝を達成。その頃には、2位アビスパ福岡との勝ち点差が18までひらいていた。

 圧倒的な攻撃力の中心にいたのはジュニーニョで、このシーズンのJ2で37得点を挙げて得点王に輝いている。我那覇和樹が2位タイで22得点、マルクスが18得点で6位タイと、恐ろしい攻撃力を誇り、シーズン総得点が104となっている。関塚監督のもとでトップ下からボランチにコンバートした中村憲剛が起点となって、川崎フロンターレの攻撃はまさにやりたい放題だった。

 総失点は2位の大宮アルディージャと同じ38で、ずば抜けた数字ではなかったものの、1試合あたりの失点数は1以下に抑えている。攻撃は2点以上を決めており、指揮官が思い描いたとおりのサッカーができていた。

 それ以降、川崎フロンターレはJ2に戻ってきておらず、いまではJリーグ屈指の強豪となっている。成功の土台に、2004シーズンがあることは間違いない。

【関連記事】
もはや場違い!? J2で半端なく強かった歴代チーム 全チーム紹介
もはや場違い!? J2で半端なく強かった歴代チーム(1)
もはや場違い!? J2で半端なく強かった歴代チーム(2)

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!