3位:イルカイ・ギュンドアン(ドイツ代表)
生年月日:1990年10月24日
推定年俸:1875万ユーロ(約26.3億円)
今季リーグ戦成績:32試合5ゴール7アシスト
バルセロナの新加入選手であるイルカイ・ギュンドアンは、チーム3位の高額年俸で迎えられた。
33歳のギュンドアンは、マンチェスター・シティ(イングランド)で長く活躍。昨季はシティで主将を務め、同クラブに「トレブル」(三冠)を置き土産にして、昨夏にバルセロナの一員になった。1875万ユーロ(約26.3億円)の年俸は決して安くないが、実績十分なミッドフィルダーをフリー移籍で獲得できたことを考慮に入れれば高額サラリーも納得だろう。
バルセロナのユニフォームに袖を通したドイツ代表MFは、すぐにピッチ上で躍動し始める。今季はリーグ戦32試合に出場して5ゴール7アシストを記録。『The Athletic』によれば、今季欧州5大リーグに所属する選手の中で最も早くチャンスクリエイト数100回を記録したそうだ。
シティ時代ほど神出鬼没にゴール前へ飛び出すシーンは見られなくなったが、豊富な運動量と安定したパフォーマンス、優れたコーチングでチームの核となる選手となった。今季のベスト補強と言って良いだろう。シャビ・エルナンデス監督も「彼がボールを持てばすべてが良くなる。私たちが良いプレーを出来ているのは、彼のような選手のおかげだ。正直に言って、彼との契約は天から与えられたもの。彼は最高の選手であり、そのプレーを見るのは本当に楽しい」(『The Athletic』)と最大限の賛辞を送っている。
チームにはFWラミン・ヤマルやDFパウ・クバルシなど、成長著しい才能豊かな選手が在籍している。彼らにはギュンドアンの背中を見て、ワールドクラスのプレイヤーへと成長してもらいたい。その存在がクラブの財産だ。