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コスパ最悪なのは? バルセロナ年俸ランキング1〜10位。活躍と金額が見合っていないのは?

シリーズ:年俸ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

6位:ラフィーニャ(ブラジル代表)

ラフィーニャ
【写真:Getty Images】


生年月日:1996年12月14日
推定年俸:1250万ユーロ(約17.5億円)
今季リーグ戦成績:25試合5ゴール9アシスト

 バルセロナで背番号11を身に付けるサイドアタッカーは、その評価を大きく変えつつある。

 2022年夏に当時リーズ(イングランド)でプレーしていたラフィーニャは、移籍金5800万ユーロ(約81億円)でバルセロナへ完全移籍。昨季は右ウィングを主戦場に、公式戦通算50試合に出場して10ゴール12アシストを記録した。

 今季も順風満帆な日々を過ごすかに思われていたが、開幕戦で大きな転機を迎える。第1節ヘタフェ戦の先発に名を連ねたラフィーニャだったが、42分にレッドカードで一発退場。このレッドカードによる出場停止期間中に「神童」ラミン・ヤマルがブレイクに成功し、ラフィーニャは16歳のカンテラーノ(下部組織出身選手)に右WGのポジションを奪われてしまった。
 
 このような状況を受けて、ラフィーニャはメディアやサポーターたちによって何度も放出候補に挙げられてしまった。クラブは財政問題のために多額の資金確保が必要であり、推定年俸1250万ユーロ(約17.5億円)の同選手が退団すれば経済的な負担が軽減される。

 しかし、ここに来て、彼の放出を望む声は少なくなった印象だ。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメントで鮮烈な活躍を見せ、その後も好調を維持してゴール・アシストを量産。左WGで定位置を掴み、直近の公式戦10試合で4ゴール4アシストを記録している。ラフィーニャ本人も、2ゴールをマークしたCLのパリ・サンジェルマン戦(1st Leg)後に行われたインタビューで「契約はあと数年残っているし、それを全うするつもりだ。バルセロナとの契約は夢だと何度も言っているし、何年もここにとどまるためにできる限りのことをするつもりだ」(スペインメディア『ムンド・デポルティーボ』)と話し、愛するクラブで戦い続ける覚悟を示している。

 ここ数週間のパフォーマンスをシーズン終了まで維持できれば、サイドから鋭いクロスを繰り出すラフィーニャの姿を来季もバルセロナで見れるかもしれない。

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